仕事に対してモチベーションが上がらない、仕事に対して強いストレスを感じる、そう思っていることはありませんか?そう思っている人は転職を考えることもあると思います。しかし、たった1つのマインドを覚えることでその悩みが解決、もしくは転職における1つの指標になります。本記事では、仕事がしんどいと思う人へ向けてぜひ持って欲しいマインドをお伝えします。
なぜストレスを感じるのか
「仕事がしんどい」「ストレスを感じる」という人は、まずなぜ自分は仕事に対してストレスを感じているのかを深掘りしましょう。人間関係でしょうか、それとも残業時間?賃金?理由は人それぞれだと思います。
しかしそれぞれの理由に通じることは、「自身でコントロールできない要因だから」ではないでしょうか。人は自分がコントロールできないことに対して強いストレスを感じます。
実際に海外の研究では下記のようなものがあります。※多少デフォルメしていますが内容は同じです。
被験者20人を10人ずつ分けて作業をしてもらいます。その際に全員にヘッドフォンを着用させ、片方のグループには不定期に雑音を流して作業させます。もう一方のグループには定期的に雑音を流すことを伝え、本当に辛くなったら音を止めることができるボタンを持たせます。
すると不定期に音を流していた方のグループの人たちの方の作業効率は、そうでない方のグループの人たちよりも低かったのです。ここまでは不思議はない結果ですが、次の結果は興味深いです。
音を止めるボタンを持っていた人たちは、誰もボタンを押すことはなかったのにも関わらず、作業効率が良かったのです。これは、いざとなれば雑音を消すことができる、これは自分でコントロールすることができる、という考えからこのような結果になったとされています。
上記の研究のように、コントロールができるんだ、という考えがストレスを軽減することができるのです。
ストレスをなくすためのマインド
上でも述べたのでお分かりの方も多いと思いますが、仕事でストレスをなくすためのマインドは「これは自分でコントロールできるんだ」と思うことです。とは言いつつも仕事に対して裁量権を与えられていない場合、コントロールができないのではないか?と考えると思います。
しかし本当に本質は裁量権にあるのでしょうか。人間関係や残業時間であれば、人事部に相談や、部長に相談する、その結果部署を異動させてもらうことも可能なのではないでしょうか。このマインドにおいて重要なことは、「実際に行う必要はない」ということです。
よく環境が悪ければ行動して直せば良い。という記事を見かけたりもしますが、本記事ではそこまでの行動を求めません。「やろうと思えば部署異動くらいできる」そう思うことがストレスをなくすコツなのです。
また、仕事自体にストレスを感じている人は、「いつでもこの会社を辞められる」というマインドを持つことでストレスを軽減することができます。自分にスキルがない人はこのマインドを持てないという人もいますが、そうでしょうか。いざとなればバイトで生きていくこともできます。人生はあなたが思っているよりも難しくないかもしれません。
注意すべき点
ただ、このマインドにも注意点があります。先程の研究ではボタンを持っている人の方がストレスを感じない、という研究結果が出ました。ですが、そのボタンが実はダミーで、実際に音が止まらなかったらどうなるのでしょうか。つまり、コントロールできていると思っていたことが、コントロールできていなかったと気づいた瞬間にどのようなことが起こるのか、ということです。
結論から言うと、元々コントロールできないと感じていた人よりも強いストレスを感じます。ただし、仕事において自身がコントロールできると感じていたけれど、実際はコントロールできないことだった、ということは少ないと考えています。極論を言えば会社をいつでも辞められると思っていたら、大抵の仕事のストレスは軽減することができます。
このように、物事をコントロールできている、と思うことにはメリットが大きいですが、いざコントロールの外であることを理解してしまうと大きなストレスを感じる、というデメリットもあります。しかし少しでも仕事のストレスを無くしたい人は、コントロールできるんだ、というマインドを持つことを強くオススメします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。蓋を開けてみたらあっけなかったと感じたでしょうか。しかし、今回のマインドで重要なことは、上でも述べていますが、「実際に行動する必要はない」ということです。
行動するのには大きなエネルギーが必要となります。その分得られる報酬が大きいこともありますが、損をすることもあります。このマインドは、実際には行動できない人でもストレスをなくすことが出来るので、多くの人に実践してもらえたら嬉しいです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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