何かを勉強する、副業で稼げるようになりたい、スキルアップしたい、そのような考えで本やセミナーを受講すると、「誰にでもできることを誰よりも継続する」ことが重要という話をよく聞きます。本記事では、モチベーションに左右されず、継続することができるようになるためのたった1つのコツをご紹介します。
モチベーションとは
モチベーションとは「人が何かをする際の動機づけや目的意識」のことです。モチベーションがあると何事も続けやすくなります。自己啓発の本を読んだり、セミナーの受講後はモチベーションが高まって、「今日から〇〇をやるぞ！」という気持ちになったりします。
人が何かを行い続けるにはモチベーションが不可欠のようにも感じますが、そうではありません。確かに、何かを始めるきっかけ、はじめの一歩はモチベーションを高めることで踏み出すことができますが、そのモチベーションを常に高い状態で保つことはとても難しいことです。
本やセミナーを受けた後の数日はやる気があったけど、何日かしたらモチベーションが無くなって続かなくなった、という経験をしたことがある人は多いかと思います。
モチベーションに頼らない継続のコツ
さて、それではモチベーションに頼らずに継続し続けるにはどのようにしたらよいのでしょうか。
それはズバリ「習慣化」させることです。「習慣化させることが難しいんだよー」と思う人もいるかもしれませんが、習慣化させるまでのプロセスも後述するので最後までお読みください。
習慣とは「長い間繰り返し行ううちに、そうするのが決まりのようになったこと」です。つまり、習慣化させるには長い時間をかけて行う必要があります。
今日始めたからといって明日からそれが習慣になっているというのはあり得ない話です。簡単にできる習慣化なんてありません。時間をかける必要があることは理解する必要があります。
習慣になるまでの時間
それでは、習慣となるまではどれだけの期間が必要なのでしょうか？こちらについては既に研究がされており、ロンドン大学の心理学者によると、成人がある事柄に対して習慣となるのに必要な日数は「66日」と結論付けています。月にするとおおよそ2ヶ月と少しの期間が必要なのです。
ただし、習慣化の種類によって期間が変わってきて、「行動に関わる習慣化」→「身体のリズムに関わる習慣化」→「思考に関わる習慣化」の順に必要な期間が増えてきます。
行動に関わる習慣化については約1ヶ月程度という話もありますが、今回は勉強や副業等に関わる習慣化という意味で、約1ヶ月〜2ヶ月強が必要となります。
習慣化に必要な量
ここでポイントとなってくるのが、習慣化させたい事柄に対して、毎日実施する量についてです。
例えばあなたが本を読むことを習慣にしたいとしましょう。その際に毎日何ページ読む必要あるでしょうか。
答えは「1ページ以上」です。それだけでいいの？と思うかもしれませんが、それでよいのです。なぜなら、今回の目的はたくさん本を読むことではなく、「習慣を作ること」だからです。
ここで最初のモチベーションに頼らないという点に繋がってきます。やる気がないひに20ページも読むのは億劫になりますが、1ページだけならなんとか続けられそうじゃないですか？
習慣化させたいと思っている人は、その毎日の実施量が多すぎる傾向があります。まずは1ページ読むことを毎日行いましょう。1ページ読んだらもう少し先まで読んでしまう、なんてことも多く起きうると思います。
少し話は逸れますが、軽く掃除をしていたらいつの間にか大掃除になっていた、なんていう経験がある人もいるかと思います。つまり、始めるきっかけさえ作ってしまえば、そのままアクセルを踏み続けることも可能なのです。
習慣化のポイント
本記事の目的は、モチベーションに頼らずに習慣化させることです。そのため、上記で述べたように、軽く始められる量を毎日行うというのが最も重要なこととなります。
逆に「今日はモチベーションが高いから100ページ読んでやる！」というのは習慣化させるという目的としては不適切です。次の日になってモチベーションが保てていない場合、「昨日頑張ったから今日はやらなくていいや」となりがちだからです。
毎日最低1ページ、多くても負荷にならない程度を目処に毎日続けていきましょう。
まとめ
1日1ページ、1日1回でも続けることが重要であることを説明してきました。最初は毎日続けることが難しいので、なるべくハードルを下げることが習慣化のポイントになります。
また、それを実行することによって、自分にどのようなメリットがあるのかを明確にし、目標を決めることによって、習慣化しやすくなります。1ヶ月後、1年後、3年後自分がどうなっていたいか、そのために必要なことは何か、その必要なことが明確で、習慣化させたほうが良いことであれば、今日から1日1ページ、1日1回でもいいのでまずは初めてみましょう。
明日の自分が今日の自分より少しでも成長していることを実感していると自己肯定感も高まります。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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